先日実家の母との食事で、驚きの事実が判明しました。
昭和9年生まれの母が、なんといまだに働いて収入を得ていたんです。
この事実を知り、ビックリしました。
数年前から、どこかのお店?へ、お裁縫の手伝いに出ているのは知っていました。
おそらく福祉作業所のような形態だと思います。
ハンディキャップのある人も働いているというので。
そこで製作して販売する布袋を作れる人が欲しいと、頼まれて行き始めました。
このような袋の制作です。
母は手先が器用でお裁縫は得意です。
私が小さい時の洋服はみんな手作りです。
入社式のスーツも作ってもらいました。和裁もするので振袖も仕立てくれました。
ミシン仕事や針を持つのが大好きという母にはうってつけです。
家にいても一人で暇だし、ランチの賄いもでるし、そこにいけば若い人などいろいろな人がいるから退屈しない、時にはランチの賄いの残りを貰ってくる、と母には良い事ばかりです。
だから、ボランティアで作りに行っていると思ってました。
ところが、なんと時間給でお金をもらっていたというから驚きです。
最低賃金と言うけど時給千円は超えていますから。
週に5時間程度でも月に2万円ですからね。
88歳になっても、収入があるとは本当に驚きました。
今までは、退屈しのぎの行き場所があってよかったという認識でしたが、あっぱれです。
66歳の夫も64歳の私も、67歳の実兄も無職、無給だというのに。
70歳まで働きましょう、と言われだしていますが、母はその数歩先を行っています。
母は亡くなった父のわずかな遺族年金と自分の国民年金だけの収入です。
蓄えもたいしたことないですが、水泳に通ったり、麻雀に行ったり、母の従妹にお裁縫を教えに行ったりと、家でじっとしていることがありません。
目先の楽しみを上手に見つけて、元気にボケることなく暮らしているので、私は本当に助かります。