月曜日のNHKの情報番組「あさイチ」は、離れて暮らす親の介護 がテーマでした。
この手のテーマは、興味津々です。
実母は、地下鉄で3駅離れた場所に住んでます。自転車ビュービュー漕いで行きます。時にはウオーキングがてら徒歩でも行くこともあります。
なので、遠距離に住んでいる親を呼び寄せる、というパターンはありませんが、色々考えさせられる内容でした。
番組では、子世代が東京、親が熊本在住という例をあげていました。
私なりに試算すると、介護に通う費用だけで、介護割引料金を使って
飛行機代往復 3万×2回=6万/月 6万×12=72万/年
番組紹介は正規料金の月4回通う設定でこの倍以上の金額でした。現実味がありませんよね。
年間72万円という金額でも、かなりの負担で、驚きます。
でも、この費用も本来なら親世代が負担するのが、筋(?)のようです。
子世代が身銭をきることはないそうですが、親世代が余裕がないとそれもできませんね。
交通費に加えて子世代の生活や体力を考えると、親を子世代の町に呼び寄せて、同居なり施設入居の選択もある、とのこと。
頭ではわかりますが、親を長く暮らした場所から呼び寄せるのは、大変なことと思います。
母は今は元気で一人暮らしをしていますが、これからもずーっと今の生活が続くわけではありません。いずれ介護の問題が出てくるでしょう。
私も還暦過ぎましたから、老老介護になりますね。まずは母より元気でいなければいけません。
家計診断の記事は大好きです。
その中で親の介護費用については、「親の預貯金の範囲でしましょう、子世代の負担が大きくなり、自身の老後貯蓄がおぼつかなくなるのはすすめません」 とうのが、ファイナンシャルプランナーさんのアドバイスです。
上記の介護に必要な交通費もこの範疇になるんです。
我が家に当てはめると、母は国民年金と遺族年金で月10万円足らずの年金で日々の生活をしています。
住居は所有マンションなので、心配はありません。
毎週水泳にいったり、バス旅行に時々出かける余裕はあるようです。
母の口癖は、「最後は住んでいるマンションを売ってそのお金で面倒をみてくれ。」です。
母の住んでいるマンションは、築40年と古く、専有面積50平方メートルですが、都心に地下鉄で15分、最寄り駅まで4分ほどと立地は好条件です。今でも、同じマンションの同じ専有面積の部屋が1500万円ぐらいで売買されています。
母の部屋は水回りなどリフォームが必要なので、実際の売買価格は1200万円ぐらいかな、と、捕らぬ狸の皮算用をしています。
地方の家と違い、その点は安心材料です。
親が元気で正常な判断ができるうちに、コミュニケーションを取ってこれからのことを話し合いましょう、という事ですが、今度のお正月がいい機会でしょう。
預貯金はあまりないようです(⇦怖くて詳細は聞けません)。
その辺をしっかり話し合わないといけませんね。
いつまで一人暮らしをするのか、元気だけれどいずれ施設にはいるのか、など。
母の身体も頭も動くうちは、今の暮らしを望んでいます。
私も、それが1年1日でも続いて欲しです。
母には、父が亡くなった直後に、エンディングノートを作っておいて、と言いましたが、聞く耳を持ってくれませんでした。母は自分の終活については、向き合えないようです。
私も、母が介護が必要になるというイメージが持てずに今まで真剣みがなかったですが、母も84歳、まだしっかりしている時に向き合わないと、と番組を見て思いました。