家計診断の記事を読むのが好きです。毎月の収支や、年間の収支で家計を管理・改善の提案をしていく記事もありますが、年金生活になると、想定寿命を設定し、生涯分の収入、支出の総額を考える方法があることを知り、驚きました。
そこで我が家の場合を試算してみます。ちょっと長生きコースで90歳まで二人で生きます。夫が亡くなったら遺族年金になりますが、細かい点には目をつむりますよ。
まず、二人が65~90歳までの収入。
夫 厚生年金・企業年金 390万✖25年 9750万円
私 国民年金 70万✖25年 1750万円
夫が65歳までの収入 約1000万円
収入合計 1億2500万円
支出(生活費相当)で
62〜65歳 600万円✖️3 1800万円
65〜74歳 500万円✖️10 5000万円
75〜90歳 450万円✖️15 6750万円
支出合計 1億3550万円
ここまでで、1億3550万円-1億2500万円=1050万円 が不足になります。健康に普通に暮らすにはこの額の老後資金はOKです。何としてもこの範囲で生活していきましょう!
次は特別費。
旅行費は生活費に含めて考えていますから、リフォーム費用や娘達の結婚、介護費用などをどれくらい考えるかなんですよね。
リフォーム 300万円
結婚費用は 400万円 (2人分で)
介護費用は よくわかりません。仮に施設に入るにしても、豪華版から、庶民版まで多種多用あります。自宅で介護保険を利用するにしても、介護認定度で費用負担は違ってくるし、調べてもこんがらがってしまいました。
義父も父も介護する期間なく病院で亡くなりました。入院費用のみで介護費用は0円でした。
義母は認知症が進み、介護施設に入居していますが、費用は義母の年金の範囲内です。なので、身近な例で介護の費用負担が発生していないので、介護費用と一口でいっても、さっぱり見当がつきません。
介護が必要になったら、要は私達の貯蓄高に見合った施設にお世話になることですよね。なので何もわからないけど、とりあえず二人で1000万円!
この額で大丈夫かしら?これは標準なの?少ないの?不安がありますが、ただ、娘達にお金の面で絶対に負担はかけたくないです。その分は十分に用意しておきたいですね。
すると特別費は、1700万円が最低ラインですかね。
1050万円+1700万円= 2750万円
が老後貯蓄として必要です。
できれば、娘達に少しは残したいですから、上を見ればキリがなくなります。
こうやって数字を並べてみると、大局がつかめていいですね。
老後貯金として2750万円は必須とすると、我が家はかろうじてセーフです。
あとは、生活費相当分が予算範囲内に毎年おさまるかが、重要になってきますね。
ここで毎年わずかでも支出が多くなってしまうと、最後の最後に帳尻が合わなくなってしまいます。
うーん、大局が見えてきても、結局は日々のお金の使い方が重要になってきますね。
家計管理は奥が深い、そう感じた試算結果です。