中流奥様の還暦ブログ

還暦から4年も過ぎました。2歳上の夫は完全リタイア2年目。完璧な年金生活者になりました。家計のことお金の動きを中心に綴っています。

主婦に定年退職はあるの?ないの?〜夫の家事分担

最近、友達とよく話題になります。私達主婦の家事労働には、定年退職はないねーと。

アラ還世代の私の周囲は専業主婦か、扶養範囲内のパートで働いている人がほとんどです。

夫たちは会社員。当時はブラック企業なんて言葉ありませんでしたから、毎日残業残業で、帰宅は子供達の就寝後が当たり前で、結果、夫たちは働く人。そして家事労働、育児もぜーんぶ私達主婦の担当でした。時代としてもそれが当たり前で疑問にも思わずやっていました。

でも、夫たちは定年退職をむかえます。我が家の夫はまだ再雇用で週3日会社員と微妙な立場ですが、いずれ完全リタイアの日が来ますよね。そうしたら今までの夫は働く人という分担がなくなります。自分の好きなこと100%できる人になります。

主婦である私は、家事労働の分担から100%解放されることはありませんよね。

そこで、遅まきながら今から少しでも、夫に家事ができるよう仕向けています。家事というより自立の範囲かもしれませんが

まずは洗濯物や衣類の片付け。

洗濯物を畳むのは私ですが、そこからタンスに入れるのは夫です。

衣替えも自分でやってもらいます。私がやっていた時は、あのポロシャツが無いとか洋服を見つけるのが下手で、見つからないのは私のせいだ、と言われてました。それは、もうごめんです。自分の衣類は全て自分で管理してもらいます。これはとても私が楽になりました。着たい洋服が見つからないと騒いでいても、スルーしています。

洗濯物は私や長女の下着以外は干せるようになりました。

洗濯物を取り込むのも指示がなくてもできるようになりました。進歩です!

 

料理に関しては、なかにはクッキングパパのご主人もいて、料理が苦にならない人もいますが、夫は何もできません。お湯を沸かしてカップラーメンを作ることはします。ごく最近になって袋のインスタントラーメンも作れるようになりましたが、それ以上のちょっとした料理は何もできません。ただ夜の部で外出しても、私が夕飯の支度をしなくてもうるさく言わないのは助かります。コンビニ弁当でもOKです。

でもこれは、私が料理することが前提なんですよね。自らが献立を考えて買い物に行って作るという、私が一番分担したいことがとてもとてもできません。

私も料理に関して波があり、何も献立が思いつかない日が続いたり、何のきっかけか数日ぶんのメニューが湧いてくる時があります。献立に行き詰まっている時は、これが延々と続くと思うと食べるだけの夫にイライラします。何で私だけが、と。

機嫌の良い日は、料理は脳トレ認知症予防と前向きなんですがね。

これからこの点の進歩が大きな課題です。夕飯つくりを交代制にしようと軽く言ったら、「いいよ、その代わり自分が当番の週はコンビニ弁当や総菜を買ってくるよ。」と返されました。交代制となると、決められた予算の範囲じゃ、とてもできそうにありませんね。これは、まだまだ手強そうです。頑張れねば。。。

なぜか食器洗いは、進んでやるようになりました。ただ、最近夫は手荒れが出たようで、私に戻っています。男の人も洗剤に負けることがあるんですね。

 

掃除。掃除機は私より丁寧にかけます。時々だけど。でも、必ず呼ばれます、ママこの椅子をどかしてとか、あれを動かしてって。助手が必要なんですよ。これは自立ではありません。なので夫が掃除機を持つと、私はお風呂掃除をして、助手ができない状況を作るようにしています。

以前は宅急便で段ボールが届いたときに、商品だけ取り出し、段ボール箱をベランダに出すことすらしませんでした。ある時から私も意地になり部屋に空箱を放置しました。すると、とりあえずベランダに出すようになりました。でも、緩衝材のプチプチなどを箱に入れっぱなしで。緩衝材は一般ごみだし、段ボール箱もつぶしておくように何度も言いましたが、私の言い方がきつかったのか、へそを曲げられたりしました。ずいぶん平行線でしたが、これもいつのまにかやるようになっていました。時間の余裕ができたせいか、たまった段ボールをひもでくくる時もあって、良い兆候です。

今では、若い共働きの夫婦では家事の分担は当然、常識となっていますが、私はこの歳になってようやく分担が始まります。夫から家事を手伝うと言う言葉を聞かずに、二人が暮らしていくためには、自発的に家事をするのが当たり前となることが、今の私の希望です。