良い物を長く使うこと。
頭ではわかっていますが、シミッタレな私は、同じ用途の物なら、ついつい安い物を選んでしまいます。
デザインやお気に入り度には、多少目をつぶってしまって。
それでも、夫の現役引退を機に、年間予算を組んで家計を考えるようになってからは、以前のようなシミッタレな性分は、ずいぶん改善されました。
教育費にお金がかかっていたころは、自分のためにお金を使うことは下手でした。
でも、宝塚歌劇のチケット代は惜しげもなくだしていたから、そこで発散、バランスをとっていたのかもしれません。今振り返れば。
家族と外食に行っても、値段の安いものを選んでいました。
100均ショップが、大好きでした。
必要な物が100均ショップにあるか、まず探しに行きました。
お弁当箱やお弁当に使う紙のケース、ミニざる、ボール、菜ばしなど。文具類ももちろん。ラップ類も一時購入していました。
それで、節約した気になって、気分も良かったです。
今は、100均ショップは、以前ほど行かなくなりました。
買うものがない、というのが大きな理由でしょうか。
お弁当作りはもう卒業しました。
サイズ違いのボールも1度買えば、長持ちしています。
ざるは、100均ショップの物は、すぐに歪んだり針金が飛び出て危険なので、買うのは辞めました。
価格が高くてもしっかりしたつくりの物を購入したら、これも長持ちしています。
おしゃべりをしていると、刺激を受ける若い方。
若いと言っても50歳だそう。
その友達は、物の価値には正しく対価を払わないと、と、力説します。
改めて、そう言われると納得します。
調理用のざるでも、海外で大量生産の価値重視で、安価なものは、大切にしません。
相応な価格の物は、取扱いも丁寧になります。
自分のお気に入りに囲まれて、丁寧に心豊かに過ごすこと、に、少しでも近づきたいと、思いました。
そのために、安物買いの銭失いを、返上しなければ。