今年に入ってから日本に本帰国したお友達と、ランチでおしゃべり。
彼女は、アジア圏でトータル20年暮らした駐在奥様。というと、きらびやかな派手めの奥様、と、思う人が多いかしら?
でも、中流奥様気取りで庶民の私と気があうのだから、いたって常識感覚が普通の人です。
20年振りの日本での生活、戸惑いも多いようです。
そして、我が家と同じで、ご主人が定年退職して、日本で再雇用になりました。
給与も大きく下がったそう。
20年振りの日本だから、家電製品など、全てを新規購入。
とにかく日本帰ってから、お金を飛ぶように使っているのよー、と。
我が家は、東京に自宅があって家電製品の購入などはなかったけど、それでも畳替えや、細々した出費が発生しました。ちりも積もって、かなりの出費になっていました。
友達は、恐らく、その何倍もの出費になっているでしょう。
必要経費として取り分けていたお金でも、貯蓄が減るのはとても不安と、言ってました。
だって給与は、減ってしまうから、そのぶん不安も大きい、と。
お金を使うのが、怖い、と、まるで帰国直後の私と、同じことを言ってます。
ドラッグストアーに行って、今使っている洗濯洗剤を変えようと思うけど、新しい洗剤は詰め替え用を買って、古い容器に入れ替えようか、
新しい洗剤を容器ごと買うか、とても悩む、と。
わずか、100円にも満たない差なのに、以前の自分だったら考えもしなかった、と言うのですよ。
このランチ代を考えたら、全然気にならない金額の差よ、と二人で笑いました。
そうなんですよね、節約できるところは節約しようと、細かいところにばかり目が行ってしまうんです。
やはり、夫の給与ダウンは、かなりのダメージになるんですよね。
いずれ誰にでも訪れることなのに、いざ自分にふりかかるとおろおろして。
私も再雇用の給与に慣れるのに2年かかったよ、と話したら、
みんなそうなんだね~と、友達はちょっと安心したよう。
貯蓄は、減って当たり前。
もう増える事はまずないからね、と、友達に先輩ぶってしまいました。
アラ還の奥様たちは、悩める世代なんです。