都会のレストランでのランチは、まだまだゆっくりおしゃべりできないから、
と、高校時代の友達Aちゃん宅へ。
Aちゃんは、ずーと独身で2年前に長年介護していたお母さまを見送り、今は都内の大きな戸建てで一人暮らしです。
お父さまが亡くなった15年以上前に今の自宅をリフォームしてお家でパン教室や完全予約制一組のレストランを一人でしています。フリーランスですね。
始めた当初は、安定した会社員を辞めて、当時40代後半だったので、生活は大丈夫なのかな?と他の友達といらぬ心配をしていました。
Aちゃんは、母の年金で暮らしているのよ、と、よく冗談で言っていました。
パン教室やレストランも、はたから見ると趣味の延長でとても生活が成り立つほどの利益があるとは思えませんでしたから。
でも、旅行が大好きなAちゃん。自分のために出すべきお金は不自由なく使っています。海外旅行も年に1回は各国を回っています。
当初の私達の心配は、かなり失礼だったようで、会社勤めでもなく、がつがつフリーランスで仕事を広げるではなくても、お金の心配がない人がいるんですよね。
一人っ子なので、ご両親が遺してくれたものが多いのだろうと、今は推察しています。
旅行大好きで毎年1回は海外旅行に出かけるBちゃんと今回は3人でした。
Bちゃんも、最近は南アメリカ大陸方面に今は凝っていて、ウユニ塩湖やブラジルアマゾンなど、出かけています。
ご主人は旅行には興味がないそうで、もっぱら友達とツアーに参加しています。
これらの旅行はメジャーではないので、1回のツアー代金はかなり高額です。
100万円近いことも。
ご主人は普通のサラリーマンで、Bちゃんは英語を教えるパートです。
よく、そんなに余裕があるなぁーと、不思議。
我が家が子育てでお金の余裕がない時に、羨ましいなー自由に使えるお金があって、と話したことがあります。
Bちゃんは、結婚が30代後半と当時にしては遅くてOL時代が長かったんです。
だから、独身の時の貯金があるのよ、と。
その後、お父さまが亡くなり、多少(Bちゃん曰く)の遺産があった、と。
我が家は残念ながら、親からは何もありません(叔母からは少しありましたが。。)。
全て、夫の一馬力でのやり繰りでの貯蓄で今に至っています。
私のへそくり貯蓄など、5回も海外旅行に行けばなくなる額ですから。
AちゃんBちゃん私のメンバーで会うと、たいてい旅行の話になります。
二人とも旅好きなだけあり、情報がとても細かく、私は聞き役になりますが、とても楽しいです。
この日はAちゃん宅の庭のビワもぎをしました。
売っているものより小粒ですが、熟したビワはとても美味しかったです。
ビワもぎなんて初めてでした。
ランチの後は、飛鳥山公園裏の紫陽花の小径へ散歩。
JRの線路との細い道のがけにびっしり紫陽花が咲いていました。
同じ土壌なのに青と赤の紫陽花が見ごろでした。
本当は久々に飲んだビールが美味しかったことなど書く予定が、友達の懐事情の話がメインになってしまいました。
60代過ぎの私達、各自の懐事情はそれぞれですが、皆、好きなことができて、ちょっと不満もあって、ちょうどいい感じなんでしょうね。
高校時代に蜜なほど仲良しではなかったけど、こうやって長く縁が続くのは、とても嬉しいことです。