私は3歳上の兄と二人兄妹です。
兄は、一人暮らしの母と同じ最寄駅に、ずーっと独身で一人で暮らしています。
兄妹仲は悪いわけではないけど、積極的に交流してないので、淡白なんだと思います。本音を言えば、兄は苦手なタイプです。
私が結婚してからは疎遠になりましたね。主に母から兄の近況を聞いていました。
兄は夏休みや年末年始は旅行に行っていたので、顔を合わす機会も少なかったです。
父が入院した時や、亡くなった時に葬儀に関してなどを、久々にじっくり会話をしました。
世間話はなく、事務的なことだけ、を話す仲という感じ。
そんな兄も還暦過ぎて、定年退職、再雇用となっています。
今月初め、兄から、自宅に電話がかかってきました。驚きました。
普段連絡ない兄からなので、「母に何かあったのでは。」とドキドキしました。
母は健康だけど、もう84歳だからね〜。急に倒れることも有りえますので。
電話は、兄が「検査入院するから、(私に)保証人になって欲しい。」という要件でした。
私の住所と携帯電話番号の確認です。
夫は「どこの検査か、なんで聞かないんだ?」 と不思議がっていましたが、兄も言わなかったし、私も聞きませんでした。この辺りが、淡白な仲の所以でしょうか?
結果が良ければ、この件は忘れるし、結果が悪ければ、自ずと明らかになると思ったからです。
入院先の病院名から、また年齢から、ある程度の推測は出来ますが、本人が言わないことは、この段階では無理に聞き出さなくてもよい、と判断しました。
検査結果は良好で、安心しました。
なので、今回は、この電話一本で事足りましたが、いざとなったら、私も出動だったのでしょうね。
今までは、老齢の母だけが守備範囲と思っていました。
でも、還暦過ぎの独身の兄も、何かあったらカバーしなければならないと、気がつきました。妹の私が保証人や、看病する人になるんですね。
兄にしても今まで健康で暮らしていたのに、何かあったら、頼るのは妹の私、と気がついたと思います。
この件は、兄の意向により、母には知らせません。年寄りに無用な心配ごとは、させたくありませんから。
兄には、銀行口座や印鑑、マンションの登記簿などの貴重品のありかをわかるように、言わなければなりません。
兄は、某大臣同様、パソコンを使わないアナログ人間なので、ネット銀行が無いのは、良かったです。いざという時に慌てないように。
兄とは、いままでは、健康だったから疎遠でしたが、これからは何かあったら兄は私に頼ることになるんだな、と思いました。
普段のつきあいは今まで同様に疎遠でも、何かあった時には兄も家族ですよね。
兄のマンションなどは、最終的に私の娘達にいきます。
兄よ、無駄遣いせずにしっかり残してくれよ!!と、薄情な妹の私は思うわけでもあります。