長女は自宅通勤でOL姉さんです。
我が家は交通の便だけは良いので、高い家賃を払う気はないみたい。
次女。アメリカで大学院生です。
学部生の時に1年間交換留学でアメリカに行ってました。その影響が大きかったようで、東京に戻って普通に就職すると思いきや、もっと勉強したい、と言い出しました。その頃は夫はバリバリ現役でしたから、快くOKです。
大学は私立でしたが、大学院は誰でも知っている国立大で、しかも自宅通学できたので、以前に比べて負担を感じませんでした。マスターを終えて就職するのかな?と、思っていたら、さらに博士課程に進みました。博士課程に進んでからは、次女も考えるところがあったのか、無利子の奨学金を借りました。この頃は、私達夫婦は海外転勤中だったので、娘達二人が東京に残って暮らしていました。奨学金とアルバイトで学費・生活費など賄っていたので、私達の負担はなくなりました。あ、違います、夫名義のクレジットカードを預けていたので、時々使われていました(コートやブーツを買うときなど)。
大学院に入って早いうちから、アメリカに行って勉強したいと言っていました。これには、戸惑いました。次女を幼いころから知っているママたちは、みな大学院にまで進んだ次女にびっくりしました。並(の上?)の学力でしたから。小さいころから天才とか、秀才とかのタイプではなく、テレビもアイドルも大好きでした。こんな進路に私達夫婦が何より驚いています。
アメリカの大学の学費なんてとても出せません。授業料・生活費で年間300万とも500万とも言われています。どう考えたって、並みのサラリーマン家庭では不可能です。なので、自分の力でアメリカの大学院の奨学金を取れたら行きなさい、と伝えていました。要は親に頼るな! 行きたいなら自分で頑張れ! と。
すると、アメリカの大学院の奨学金がとれた!と報告があり、渡米の運びとなりました。授業料免除に加えて、生活費相当の奨学金ももらえる(⇦アメリカですから返済無用)とのことで、かなり恵まれた条件をゲットしました。
ここまでは、とても良い話。
以下、還暦中流奥様ため息。
今は、授業料も生活費もかかりませんが、予想外の費用負担がありました(次女にかかる費用は今ではすべて教育費で計上してます)。 毎月5万円を次女の口座に振り込んでいます。それらを以下の支出にあてています。
・国民年金の支払い
・アメリカ⇔日本 航空券 年2回は帰ってくる。
・アメリカ内の旅行費用 時々ニューヨークなど都会に行く。
・アメリカでの生活費の補填
以下はニコニコ現金払い。
・日本滞在時の活動費(日々の支出、友達の結婚祝いとか、洋服とかね)
甘い親とはわかっているけど、出せない状況ではないだけに、出しています。アメリカでの物騒な事件を聞くと、安全第一とか安心料とか私自身に言い聞かせて。
また、生前贈与分として考えることもあります。次女に一番必要な時に使うのですから、本当の相続時よりも、何倍も貴重な支出と、これまた自分に言い聞かせて。
この支出がなければ、貯蓄の減りのスピードはかなり落ちるんですよね。
だから、夫の現役サラリーマンがあと2年長ければと、恨みつらみが夫の定年退職が早まったことに向いてしまうんです。ふぅ~、あと5百万円でも、老後貯蓄が増えていればなぁ~と。